シックハウス=病気になる家 |
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【シックハウス症候群】 | ||||
特定の居住空間において発症した、化学物質過敏症と類似した症状を呈する疾患を「シックハウス症候群」という。シックハウス症候群は、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン、有機リン、フタル酸エステル類、スチレンなど、居住空間に発生した有害化学物質による、室内空気汚染が原因で起こる。 おもな症状は、中枢神経、自律神経を中心とした神経機能障害だが、ほかに免疫系や内分泌系の機能障害、精神神経学的さまざまな症状を引き起こすこともある、複雑な症候群だ。シックハウス症候群が発生するのは、新築家屋への入居やリフォーム直後であることが多い。また、最近では、学校内での有害化学物質の発生による「シックスクール症候群」も問題化している。 現在、化学物質過敏症の患者のうち、約6割がシックハウス症候群によるものといわれており、厚生労働省、環境省、文部科学省などによって、本格的な研究が進められている。 |
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クロワッサン第26巻第9号 潟}ガジンハウス発行より | ||||
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▼室内空気の化学物質汚染 | ||
▼恐るべし「新築病」の数々 | ||
▼室内汚染の健康影響 | ||
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Tel 048-531-4383:Fax 048-532-5235 [email protected] |
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部屋の中の空気は化学物質で汚染されてませんか? |
成人が一回の呼吸で吸う空気の量は0.5L程度。1分間に20回呼吸すると一日で約15,000〜20,000Lの空気を吸うことになります。もしその空気が汚れていたらどおでしょう?。人間が体内に取り込む物質の内訳を調べてみると、食べ物と飲み物をあわせてもたった15%と意外に少なく、全体の8割は空気から取り込まれているのです。 食べ物の農薬や添加物を気にしたり、水道に浄水器を取り付けたりするのと同様に、家の中の空気の汚れを意識する必要があるのではないでしょうか? |
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室内の空気を汚染する化学物質 | |
室内を汚染する化学物質とはどんなものか。いちばんに挙げられるのがホルムアルデヒドだが、ホルムアルデヒドは合板用接着剤や壁紙の接着剤等に広く使用されているもので、気体となって空気中に漂う性質がある。ホルムアルデヒドに曝されると、頭痛、目の痛みや催涙、のどの痛みなどを生じる。濃度がさらに高い場合には、咳や胸の痛みを生じ発がん性も認められている。厚生労働省によって定められているガイドラインでは、室内のホルムアルデヒドの濃度が0.08ppm以下なら安全とされているのだが、平成13年の国土交通省が行った全国調査によれば、4分の1以上の住宅においてホルムアルデヒドの量がこの数値を上回っていたのです。又、トルエンに関しては1割以上の住宅がガイドラインを超えていた。化学物質の量は新築時が多く、時間がたつにつれて濃度が低くなる。しかし、この時調査した結果では、築後4〜5年の対策前の住宅の濃度がいまだに高かったのです。 | |
厚生労働省の定めた指針値 |
成 分 | 指針値 | 備考 |
ホルムアルデヒド | 100μg/m3(0.08ppm) | 床や壁などに使用される合板や壁紙の接着剤から放散する。形状記憶シャツにも使用されている。 |
アセトアルデヒド | 48μg/m3 | あらたにガイドライン値が定められた化学物質。 |
トルエン | 260μg/m3 | 旧建設省、厚生省などが合同で組織した健康住宅研究会では、キシレンとともに優先取り組み物質に指定されている。 |
キシレン | 870μg/m3 | トルエン、キシレンはおもに、内装に使用される接着剤から放散される。 |
パラジクロロベンゼン | 240μg/m3 | 防ダニ、防虫材、芳香剤や消臭剤などに含まれている。 |
エチルベンゼン | 3800μg/m3 | トルエン、キシレンとともに接着剤、塗料に使用されている。、 |
スチレン | 220μg/m3 | スチレンフォーム、UV塗料などに広く使用されている。 |
テトラデカン | 330μg/m3 | 塗料の溶剤や灯油などから放散する。 |
クロルピリホス | 1μg/m3 (小児は0.1μg/m3) | おもに殺虫剤に含まれる。特に床下び散布される白蟻駆除剤の毒性が問題になっている。 |
フタル酸ジ-n-ブチル | 220μg/m3 | 塩ビの壁紙やプラスチック製品に含まれる可塑剤に含まれる。 |
フタル酸ジ-n-エチルヘキシル | 120μg/m3 | 〃 |
ダイアジノン | 0.29μg/m3 | 防虫剤、防蟻剤に使用される。 |
フェノブガルブ | 33μg/m3 | 〃 |
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恐るべし「新築病」の数々 | ||
下記は政府が入手した新築病の訴えです。 | ||
@目が真っ赤 入居して二週間、12歳の子供の目が真っ赤。体調不良におちいり、入院して治療を行い、地元の消費者センターを通じてホルムアルデヒド含有量を住宅メーカーに問い合わせたところ、「企業秘密」とピシャリ。 |
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A診療不能 診療所を新築後、開業医が診療不能になるほどの刺激臭。ホルムアルデヒド濃度0.49ppmを検出した。 (ちなみにWHOの室内汚染の基準値は0.08ppm) |
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B声が出ない 居間と廊下、洋間二部屋のフローリング張り替え工事に、二日立ち会ったら、翌日から声が出なくなった。 |
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C子どもに鼻血 一戸建ての新居に入居してまもなく子どもたちが鼻血、発疹、発熱などの症状に襲われた。新築特有の臭いもきつく、大人もときどき鼻血が出る。メーカーは換気システムがあるので心配ないという。 |
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Dジンマシン 自宅の外壁工事を行った直後から異臭を感じ子供にジンマシンが出た。 |
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E足や手に炎症 息子の部屋をリフォームしたら一ヶ月ほどして、息子の足の裏や手などに炎症を起こし、目がチカチカするという。病院に通院中。 |
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F頭痛、吐き気 自宅の壁を「京壁」に塗り替えたら、奥さんが頭痛、吐き気などの症状を訴えだした。 |
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[プロも知らない「新築」のコワサ教えます](築地書館)より
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念願のマイホームが家族を崩壊させていく(室内汚染の健康影響) |
自覚しやすい症状 | 自覚しにくい症状 | |
短期的症状 | 頭痛、目のチカチカ、目の痛み、吐き気、息苦しい、ジンマシン、鼻炎、呼吸器系の症状、めまい、肩こり、下痢、皮膚炎、子どものアトピー、慢性疲労、腰痛 | 集中力がない、計算間違いが多くなる、物忘れが多くなる、不安が強くなる、多汗、不眠、悪夢、情緒不安定、疲労、視野が暗くなる |
長期的症状 | ぜんそく、花粉症、口内炎、アトピー、老化現象(白髪、抜け毛)、慢性疲労、自律神経異常、視野狭窄、視力の低下、冷え性、食欲不振、うつ病 | 思考力の低下、意思が弱くなる、判断力の低下、無気力、関節炎、リューマチ、自己免疫疾患、流産、奇形児、ガン、精子の現象、不妊 |
[プロも知らない「新築」のコワサ教えます](築地書館)より | ||
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